たとえばこんな日常も in 政務室




官吏A「どうした? 元気ないな。」
官吏B「…麗姫殿がついに結婚するんだ。」
A「あー あの超美人。誰と?」
B「……アイツ(指差し)」
A「そういえば、あの2人幼馴染だっけ。ようやくまとまったか。」
B「え、マジで!?」
A「あれ、知らずに口説いてたのか? 親同士が仲良くて 兄妹のように育ったそうだ。」
B「ッそんなん勝ち目無しじゃねーか! ちくしょう!!」
A「まあまあ。今夜、飲みに行くか?」

B「幸せにしろよ〜!!(タックル)」
官吏C「えっ 何…っ??」
A「結婚おめでとうって話だよ。(後ろからゆったり)」
官吏D「へー おめでとう。」
官吏E「例の幼馴染か。良かったな〜」
C「あ、ありがとう…(照)」

B「何で皆知ってんだよ!?」
A「俺は知らなかったお前にビックリだよ。」
B「くそー! どっかに新しい恋は落ちてないか〜!?」
A「ガンバレ(肩ポン)」

E「結婚といえばさ、お前はあの婚約者とどうなったわけ?」
D「年明けにはって話にはなってる。」
E「随分長いな。」
D「向こうの親がなかなかね。説得するのも大変なんだ。」
E「苦労してるなぁ。」
D「仕方ないよ。妃がねをかっ攫うんだから。」

絽望「お妃様が何だって?(後ろからひょっこり顔を出す)」
E「違う違う、妃候補だった姫君とこいつが婚約してるんだよ。」
絽「あー白百合の君か。彼女にはソッコーでふられたなぁ。」
E「お前…」
絽「今はお妃様一筋だから関係ないけどね。」
E「それもどうかと…」
B「というか、今までの女の好みとお妃様ってタイプが違いすぎないか?」
D「確かに そうかも。」
A「あのテのタイプは遊び尽くしたのが最終的に行き着くところだろ。」
一同『あー 成程。』


方淵「何を大声で話している。休憩はまだ先だ。」
絽「おー 方淵。そういや、お前の好みを聞いたことなかったな。」
方「は?」
絽「美人系?可愛い系?癒し系?はたまたツンデレか?」
方「意味が分からんことを聞くなッ」

水月「―――方淵殿には、意外に押しが強いタイプが合うのでは?」
方「氾水月ッ 貴様 後から来て適当なことを…!」
絽「あ、分かる。こいつ固いし鈍いからなぁ。はっきり言って押してくる方が良いかも。」
方「だから 勝手に話を進めるな!!」
水「ではどんな女性が?」
方「興味ない!!」
絽「じゃあ、ホ」
方「……(無言で絽望の首を絞める)」
絽「ギブギブ! 冗談だから!!」
方「下らんことを言うからだ。」
絽「…ほんと 冗談が通じない奴だな。」

B「水月殿は…」
水「? 何ですか?」
C「婚約者の1人や2人はいそうだけど。」
A「いや、2人はいないだろう…」
絽「てゆーか、これに対抗するには余程自信がないと駄目じゃないか?」
B「並びたくないよな〜」
E「自分より美人な旦那とか つらいだろうな。」
D「いっそ、そういうのを気にしないような娘とか?」
A「いるのか?」
D「…いないかな……」

方「仕事をしろ!!」




2012.9.14. UP



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キリリクのスピン…し過ぎてアウトした感じ?なボツ案です。
書いても書いても夕鈴が出てこなかったので止めました。
ついでに悪ノリして完成☆

政務室の人達って若い官吏が多いから、こんな日常もありかなーって。
方向性的には方淵を苛め隊もしくは弄り隊。…冗談ですスミマセン。
あと、夕鈴のタイプが行き着く先なら陛下も…?とか思ってみたりとかww

今回、地の文無しに挑戦してみました。
人が多いので注釈的に軽く入れてますけど、基本的に台詞のみの方向で。

べ、別に地の文がめんどくさいわけじゃないからねっ!? >かんりにん は どうよう している
 


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