scene3-2:寝室





 ※ 見る方は自己責任で。R-15で指定してます。













 彼女を寝台に横たえ、一緒に乗り上げて組み敷く。
 見下ろした彼女は赤だか青だか分からない顔色でぐるぐる目を回していた。

 そろそろ慣れてくれても良いのに。
 そんなところも可愛いけれど。

「あ、あの、陛下ッ 落ち着いて…!」
「私はいつでも落ち着いているが?」
 彼女の長い髪を一房手に絡めて口付ける。
 柔らかな花の香りがして、さらにこちらの欲を誘った。
「だって、昨日も…ッ」
「本当なら毎日でも1日中でも君とこうしていたい。」
「っっ」
 低く耳元で囁けば、彼女は息を詰めて押し黙る。

 今更 己の欲を抑えるつもりはなかった。

「この腕に抱き、愛撫して、君の肌に私の印を付け―――…君は私のものだと。」

「…へ、…っ!」
 首筋を舌で辿れば、敏感な彼女はびくりと反応を示す。
 それに愉悦を感じながら、片手で器用に帯を解いて胸元を肌蹴させた。

 白い肌に点々と残る紅い花。
 昨夜も愛した証を、また同じ場所に刻む。

「本当は、もっと見える場所が良いんだが…」
 見せつけたいと思う。彼女は自分のものだとしらしめたい。
「だ、だめですッ」
 けれど彼女は必死で抵抗する。
「何故?」
 顔を上げ不満げに見下ろすと、彼女は情事の最中とは思えないほどの慌てっぷりを見せた。
「李順さんに見つかったら…!」
「ビックリするだろうな。」
「そういう問題じゃないですよ!」

 じゃあどういう問題だ?

 夕鈴はいつもその名を口にする。
 怖い上司相手に怯えるのは分かるが、彼女の心を占めるその存在は些か面白くない。


「―――今は他の男の名前など聞きたくない。」
 柔らかな太股を掌で撫で、熱を帯び始めた胸元に花を散らす。
「…ぁ ッや……」

 今は私の腕の中。
 蕩けるような甘い声も、全て私だけのもの。

「今、ここにいるのは私だ。」




 月の光が射し込む、2人だけの場所で。

 今宵も君との夜に溺れる…





2011.7.31. UP



---------------------------------------------------------------------


方向性間違っちゃった第1弾です。
我慢できなかったらしいです。
後は脳内補完で好きに妄想してください☆



BACK